妊娠中にお母さんが風疹ウイルスに感染すると、胎盤を通じて胎児に感染すると言われています。
これを先天性風疹症候群といい、免疫のない妊娠20週頃までの妊婦が感染する事で児に白内障、心奇形、難聴などの異常を起こします。
このため、妊娠初期検査で風疹の抗体価が低かった妊婦さん(HI抗体価16倍以下)は十分な対策が必要です。
当院では妊娠初期検査で風疹抗体価が低値であった妊婦さんで、ご主人がMRワクチンを2回接種したことが明らかでない場合には、ご主人に「抗体検査を受けることなくMRワクチンを2回接種して頂くこと」をお勧めしています。